【Shop Interview】Son Of a Sandwich

お昼に完売するほどの人気ぶり、アメリカ人のマックとスウェーデン人のリキャによる、オーガニックなサンドウィッチ屋さん。

福岡・六本松の喧騒な大通り沿いから少し奥に入り、お祭りの開催場としても市民から親しみのある護国神社の鳥居を横目に過ぎたあたりに、”SOS”と書かれたお店が見えてくる。”Son of a bitch”をもじってお店の名前にしたんだ、もちろんジョークだよ!(笑)と教えてくれたのは今話題のサンドイッチ屋を切り盛りする2人。アメリカ人のマック・ページさんと、スウェーデン人のブランドベリ・リキャさんだ。2015年の3月から始めたこのお店には、セルフサービスの文字が。本店はなんとセルフサービスのみの営業を行い、今は大濠公園近くのビル2階にある「SOSカフェ」で今年7月から始めたばかりのカフェサービスに力を入れている。

(※R=リキャ、M=マック)

ーどうして日本へ来ようと思ったのでしょうか?日本に来る前は何かしていましたか?
R:故郷のスウェーデンから遠くて、何だか面白そうだと思ったから。高校を卒業して、日本へ来て福岡の小郡にある日本語学校に通っていました。
M:私の兄が日本へ行ってたこともあって、憧れがあったんだよね。日本には勉強をしに来たよ。アメリカにいた時は、バーテンダーやカフェ、マーケティング、通訳、本当にいろんなことをしてましたね。

ー2人はいつ出会われたのでしょうか?
R&M:出会ったのは5年前!共通の友達に紹介されて、2人とも音楽好きなとこもあって仲良くなりました。ちなみにオススメの音楽は、Maria Usbeck、Clea Vincent、lman Omari!あ、それとFreek A Leekという曲は最高だよ!(笑)

ーサンドイッチ屋を開いたきっかけは?
R&M:最初は自転車で回って何かを販売できるのではないかと思って、サンドイッチを売ることにしたのがきっかけです。それから、2人ともDIYが好きなのでリヤカーを作って販売を始めました!

ーサンドイッチ屋を開くのに福岡を選んだ理由は?
R&M:前いた東京は面白かったけど、やっぱり福岡は人が面白いし信頼できるところがいいです。建前がないし!セルフサービスができるのも、福岡の六本松だから安心して今までやってこれていると思います。

ーよく行くスポットや休日の過ごし方を教えてください!
R:僕は能古島でシェアハウスを友達と借りているので、休日はそこで飲んだりしてるかな。後は中洲と中央公園の間の、出会い橋!(笑)
M:出会い橋は本当に面白いですよ!三味線を弾いているお姉さんとかいて、大好きです。

ー今後の目標はありますか?
R:まずは、カフェを頑張りたいかな!後は、グルテンフリーのパンを作れるように勉強したい。それと色んな本をもっと読みたい。
M:みんなに美味しくて面白いサンドイッチを届けたい!もっとヘルシーな食べ物を提供できる場を作りたいから店舗も拡大できるといいな。

2人が手作りする天然酵母パンとたっぷりの野菜や手作りのひよこ豆ペーストなどが詰まったサンドイッチには1つずつ名前が付いている。「Sophie(ソフィ)」、「The O.G.」など、”もしサンドイッチが人間だったら”という2人の発想のもとに付けられているそう。他には「Cream Dream」といったピーナッツバター入りの可愛らしいサンドイッチも。フレンドリーでいつも笑顔で迎えてくれる2人やスタッフの方々と挨拶や少し言葉を交わすだけで心地よい気分になれるだろう。カフェでは、サンドイッチに加え手作りのスイーツやスムージーを用意している他、お客様の意見を尊重しサービスを柔軟に変えていく様子が今後の展開を楽しみにさせてくれる。

インタビューの途中、「大学生はあまりお店に来てくれないな。」とぼそっとつぶやいていた2人。普段口にすることのできない本場の味、見た目以上のボリュームと美味しさからくる満足感、、、あのサンドイッチを片手に歩けば間違いなくクールだ。学生諸君、ワンコイン(500円)でヘルシーかつ美味しいサンドイッチを手にしよう。

Son Of a Sandwich 
福岡県福岡市中央区六本松1-3-14
火曜日〜土曜日 11:30〜20:00
※サンドイッチが売り切れの場合、早めに閉店
TEL:092-732-6664
https://www.facebook.com/Son-Of-a-Sandwich-1423377914632336/


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FUKUOKA CALLING編集部

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